In-duct evaporative cooling

インダクト気化冷却の可能性

断熱加湿器で1kgの水分を空気中に放出すると、680Wの気化冷却ができます。1台の断熱加湿器はわずか300Wの電力で最大1,000kg/hの水分を供給できるため、エアハンドリングユニット(AHU)で低コストの冷却を実現できるでしょう。

インダクト気化冷却には、主に3つの方式があります。

断熱加湿を1kgすると680Wの気化冷却ができます。

直接式気化冷却

流入する新鮮な空気の流れに湿度が加えられるので、湿度を上げながら温度を下げられます。この空気は部屋に直接供給されますが、部屋の湿度レベルを低く維持するために、部屋の空気の大部分は再循環されるのではなく排出されます。

最終的な冷却量は、流入する空気流の湿度レベルによって異なります。湿度が低い空気はより多くの水分を吸収しようとするため、気化冷却効果が大きくなります。

エアハンドリングユニットでの直接式気化冷却により、湿度が上昇し、温度が低がります。

間接式気化冷却

この方法では内気と外気の流れを混合することなく、外気をのみを使用して内部環境を冷却します。 新鮮な外気はAHUの熱回収 (HR) ユニットを通過してから排出されますが、室内から戻る空気は部屋に再導入される前にHRユニットを通過します。 外気流の温度が内気流よりも低い場合、その冷たい熱エネルギーが伝達され、部屋を冷やします。

HRユニットの前に外気流を加湿することでその温度が下がり、設備の冷却能力が向上します。 これにより、外気温が目的とする部屋の条件より高くても、間接式冷却を行えます。 また、内部気流よりも外部気流の速度が高いと、システムの冷却能力がさらに向上します。

間接気化冷却により内部と外部の気流が混合したり、内部の気流に水分が追加されたりすることなく、温度を下げられます。

排気式気化冷却

室内から取り出された空気は加湿器で冷やされた後、HRユニットを通って屋外に排出されます。 加湿器によって供給される冷たい熱エネルギーは、HRユニットから入ってくる空気の流れに伝達され数度冷却されるので、DX空調システムの稼働負担が軽減されます。

加湿された排気と流入する新鮮な空気が混合せず水分も追加されないため、流入する空気の湿度レベルに関係なく冷却が行えます。

排気式冷却は湿気を加えることなく、入ってくる新鮮な空気の温度を下げます。

COOLING PODCAST

このポッドキャストではエアハンドリングユニット(AHU)の気化冷却に加湿器を使用する方法についてお伝えしています。

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