室内を相対湿度40~60%に保つと空気中のウイルスを低減できます

呼吸や会話、咳やくしゃみをすると、誰もがエアロゾルと呼ばれる小さな水滴を放出しています。この細かな水滴は、約97%の水と3%の溶質 (塩、タンパク質、その他多数の物質)で構成されています。

通常こうした個人が「共有する空気」に対して放出する分は、私たちに悪影響を及ぼしません。 しかし人が呼吸器ウイルスや細菌感染症にかかっている場合、吐き出す息には有害で伝染性の微生物が含まれています。 こうした有害な微生物は、空気中に放出されると直接吸入したり表面に付着したものと接触することにより、他の人に感染する可能性があります。

空中に浮遊する微生物は空気中の湿気によって主に伝染します。

相対湿度40%以上

水分を持っている飛沫は、湿度の低い環境よりも早く降下して「浮遊時間」が短くなります。 また、相対湿度が40%を超えるとウイルスの生存時間が短くなります。

相対湿度40%以下

感染力のある飛沫が水分を失い収縮 すると、より長く空中に浮くことができるようになります。 また、相対湿度40%以下の空気中の浮遊ウイルスは、より長く生存します。

健康的な室内湿度の科学

1 - 空気中に浮遊するウイルスの量の減少

科学

1 - 空気中に浮遊するウイルスの量の減少

感染している人が呼吸したり、話したり、咳をしたり、くしゃみをしたりすると、他の人が感染する可能性のあるウイルスを含んだ飛沫が放出されます。 これらの液滴が小さければ小さいほど、空中に留まる時間は長くなります。 空気が乾燥していると、空気中のウイルス濃度は高いままであることが示されています。乾燥した空気中では、より多くの液滴がより長く空中にとどまることができるサイズに蒸発するためです。一方で湿った空気中ではより多くの液滴が合体してより速く沈降します。

Yang & Marr による研究(2011年)
2 - 空気中のウイルスは感染力が弱い

科学

2 - 空気中のウイルスは感染力が弱い

相対湿度が40%を超える空気中では、水分に捕まえられた浮遊ウイルスはより急速に非活性化され、感染力が低下します。相対湿度40%未満の乾燥した空気では、空気中のウイルスは生存し長期間感染性を維持します。

Noti et al による研究(2013年)

HumiLifeは、オフィスや住宅の加湿に最適な設備です。

湿度管理が大事なのは…